中国の製薬会社シノバック・バイオテック(科興控股生物技術)は7月16日に会見を開き、同社が開発を行っている新型コロナウイルス向けワクチンの臨床試験(治験)をインドネシアで始めることを明らかにした。
国営製薬ビオ・ファルマに原材料を供給し、ビオ・ファルマの工場でワクチンの製造を行う。西ジャワ州バンドン市において約1600人のボランティアを対象として、同市のパジャジャラン大学、保健省などと協力して、第3期臨床試験を行う。2021年第1四半期までに初期の試験結果をまとめ、医薬・食品監督庁(BPOM)の承認を得て緊急性のある患者向けの供給を開始することを予定している。
シノバック・バイオテックはブラジルでも7月から第3期臨床試験を開始することをすでに発表している。
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