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憲法裁での審理 プラボウォ氏側証人の証言に矛盾点

プラボウォ・スビアント氏の陣営が大統領選挙に組織的かつ大規模な不正があったとして選挙結果の取消を求め憲法裁判所に提起した訴訟は、6月14日から複数回にわたって審理が行われ、28日に裁定が下される。6月19日の公判では、プラボウォ氏陣営側の証人としてベティ・クリスティアナさんが証言した。ベティさんはジュワンギ地区の選挙事務所のものとみられる選挙管理委員会(KPU)の未使用の封筒と投票用紙を証拠品として持参していたが、当初、本人はテラス地区に居住していると証言していた。KPUのハシム・アシャリ委員は、なぜ居住区と異なる選挙区の封書を発見したのかという疑問が残ると述べた。また、ベティさんは証言の中で自身は車を持っていないため山積みの封書を持参できなかったと発言したが、その後の証言において、ジュワンギまで車で移動して発見した大量の封書を持ち帰ったと発言したため、矛盾が生じていた。