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11年の逃亡生活に幕バリ銀行金融不正事件の被告逮捕 

インドネシア警察とマレーシア警察は7月29日、バリ銀行(現プルマタ銀行)金融不正事件で汚職罪に問われ、11年間逃亡していたジョコ・チャンドラ被告をマレーシアのクアラルンプールで逮捕した。

ジョコ被告は今年6月、国際指名手配中でありながら、ポンティアナック経由でジャカルタ入りするなど、インドネシアへ出入国をしていたことも判明している。ジャカルタでは、電子住民登録証やパスポートの申請をしており、警察は出入国のルートや目的などに加え、これまでの逃亡の経緯を詳しく調べている。

スハルト政権崩壊直後の1999年、バリ銀行所有の閉鎖された銀行3行に対するインターバンク債権の回収を委託されたPT. Era Giant Primaの社長がゴルカル党の幹部であったことから、手数料が政治資金となった疑惑があがった。ジョコ被告は、この事件に関与したとして2年の禁錮刑が下るも、収監される直前に海外逃亡した。