インドネシア科学院(LIPI)は、ウィスマ・アトレ救急病院(2018年アジア競技大会のために建設された選手村を新型コロナウイルス感染症患者用の病棟として利用中)で、インドネシア原産のハーブ植物に由来する免疫調整作用のある薬の臨床試験を実施した。
LIPIのバイオテクノロジー研究センターの研究員が8月3日に公開した情報によると、臨床試験は治験対象者の募集に応募した90人を対象に行われ、バイアスを取り除くためプラセボ(偽薬)の投与をランダムに行い、治験対象者と研究員の両方に対して誰が臨床試験用の薬を服用しているのか分からないようなシステムが採用された。8月16日には最終的な治験結果が判明する予定。
今回の臨床試験に用いられたハーブ薬は2種類で、生姜やタカサゴギクなど複数の薬用ハーブがブレンドされたものである。