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トランスジャカルタ前社長逮捕 詐欺罪確定後に逃亡

ジャカルタ特別州の州営公共バス運営会社トランスジャカルタ社の前社長で、詐欺罪で有罪が確定した後に行方不明となっていたドニー・サラギ氏が、検察官らの合同チームにより4日午後11時30分に北ジャカルタにある同氏のマンションで身柄を拘束された。

サラギ氏が関与する詐欺事件とは、2017年に同氏が金融庁の職員を装って、社内の不正を暴露すると民間運送会社の社長を脅し25万ドルをだまし取った事件のことで、翌年にサラギ氏は有罪判決を受け、控訴したものの2019年には最高裁で実刑が確定した。共犯者は今年1月に逮捕されていたが、サラギ氏は逃亡し身を隠していた。

サラギ氏は今年初め、アニス・バスウェダン州知事にトランスジャカルタ社の社長に任命されていたが、過去の犯罪歴を隠していたことが発覚し、就任からわずか数日後に社長を解任されている。