9月13日、イスラム法学者(ウラマー)として活動しているアリ・ジャベル師(44)がランプン州の州都バンダル・ランプン市にあるモスクでイスラム教の講話を行っている際、見知らぬ男が突然襲いかかり、刃物で刺される事件が発生した。アリ師は右腕を負傷し、病院に搬送された。
犯人はアルフィン・アンドリアン(24)で、警察に逮捕され身柄を拘束された。アルフィン容疑者について取り調べを行った結果、くわしい精神鑑定の必要性が浮上していることについて、アリ師は14日「犯人は最初から致命的な部分を狙って襲ってきた」と主張し、訓練された暗殺者であるとの意見を述べた。
本件について、法医学心理学者のレザ・インドラギリ氏は、アルフィン容疑者は精神疾患を患っている可能性が高いとの見解を示しつつ、その背景には犯行をそそのかした別の人物がいる可能性も否めないと述べている。