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ジャカルタ近郊の薬局でニセ薬が流通 実態は

ジャカルタ近郊の調剤薬局197店で偽造された薬が流通していたことが判明した。これらの偽医薬品は、医薬品卸売業者のジャヤ・カルニア・インベスティンド(JKI)社によって卸されたもので、ジェネリック(後発医薬品)や期限切れの医薬品を再包装したものを先発品と偽って販売していた。
国家食品医薬品監督庁(BPOM)の正式発表によると、偽医薬品の多くは心血管疾患および心疾患の治療薬であった。心疾患の治療薬として、すでに多種類の製剤でジェネリック品が流通しているものの、比較的販売価格が高価な先発品と偽ってジェネリック品を再包装して販売するのは違法である。
専門家は、ジェネリック医薬品と先発医薬品では有効成分が同じなので効き目は同じではあるが、より高価な先発品を選択する患者はより高い効き目や、形状やサイズなど飲みやすさを重視していることから、いかなる医薬品の偽造行為も許されないとコメントした。