第75回国連総会が9月15日、米ニューヨークの国連本部で開会し、新型コロナウイルス対策や国際協調が会議のテーマの中心となった。また22日からは国際連合(PBB)に加盟する世界193ヵ国の首脳が演説する一般討論演説が開始された。
今年は新型コロナウイルス感染拡大を受け、原則として事前に録画した映像をインターネットで配信する形式が取られた。
インドネシアのジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領はビデオ演説で23日、「感染拡大が世界的に加速し、健康面や社会経済面ともに多大なる悪影響を受けている。そんな中、国家間でワクチンなどを巡る対立意識がまだ存在している。新型コロナウイルスの感染拡大に国境の壁はない。主導権争いをやめPBBの加盟国がひとつとなり、今こそまさに協力し合う時である」と国家間の連携を強く訴えた。