インドネシア政府は、バティック(ろうけつ染)が国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遺産に認定されたことを記念し、毎年10月2日を「バティックの日」に認定している。2009年のこの日に、ユネスコの世界無形文化遺産として登録された。
今年はユネスコジャカルタ事務所で、「Heritage on the Move!」とテーマを掲げ、シティ・ファウンデーションの支援を受けて、オンラインで祝賀会が開かれた。
ジャーバス・カーン事務所長によると、祝賀会ではインドネシアの様々な地方のバティックに関する情報提供や説明があり、またその後行われた質疑応答によって視聴者がインスピレーションを受け、さらに自国文化に愛着が増したと期待しているという。
また新型コロナ感染拡大を受けて需要が減りつつある中、バティック職人はマスクを製作することで新しい市場機会を模索している。