新型コロナウイルスの流行拡大とそれに伴う移動制限で経済が落ち込む一方、製造やITなど一部の産業部門では新規採用の動きが出ている。
インドネシア統計庁によると、新型コロナウイルスの流行下において、企業の82.85%は売上高が減少した。
また求人サイト「ジョブストリート」はホスピタリティ、観光、繊維、食品・飲料、建築などの部門が最も打撃を受けていると説明する。同時に、収入減に直面している労働者も多い。
一方、製造、IT、倉庫、金融サービス、小売りといった部門では従業員の新規採用の動きが出ている。ジョブストリートに掲載されている製造部門の求人数は5273人で、産業部門別でトップ。倉庫は2703人、金融サービスは2497人、小売りは2485人、ITは2232人の求人がそれぞれ出ている。
またすべての産業部門でプログラマーやウェブデザイナーといったIT関連のスキルを持った人材の需要が高い。