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新型コロナ:ワクチン用注射針の確保急務か

2021年には世界中で新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン接種が実施される見込みとなっているが、ワクチン接種に欠かせない注射針の生産は間に合っているのだろうか。数か月前、アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領は、全国民に接種するには8億5千万の注射針を追加生産する必要があると述べた。

国家経済回復タスクフォースの代表を務めるブディ・グナディ・サディキン氏は、新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチンは2回接種する必要があることを考えると、第1段階で接種予定とされる約1億6千万人のためにまずは3億2千万本を調達しなければならないと述べた。

現在の在庫が1億5千万本で、インドネシアを拠点とする国営製薬会社のインドファーマ・グループは年間3億5千万本の生産能力を有し、現在すでに各社が注射針の増産を行っていることを加味すると心配には及ばないとの見解を示した。