ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は10月19日にオンラインで開催された新型コロナウイルス(COVID-19)対策に関する関係者会議で、今後、新型コロナウイルスのワクチンが製造されるようになれば、医療現場への導入にあたっては特定の事前研修が必要になるとの考えを示した。
ジョコウィ大統領は、ワクチンの取り扱いは難しく、十分な知識と研修および訓練が必要と述べ、具体的には、ワクチンはメーカーごとに運搬、保管などの取り扱い方法が異なるため、WHOインドネシア支部への関与を要請するべきとの見解を示した。
また、ジョコウィ大統領はワクチンメーカーとしてG42ヘルスケア(UAE)、シノバック(中国)、アストラゼネカ(英)の名前を挙げ、「それぞれに保管温度など適切な取り扱い方法が異なり、現場への導入は簡単なことではない。」と述べた