中央ジャカルタ区クマヨラン地区チェンパカ・バルのダルッサラム・モスクの庭で8月26日、キリスト教徒だったパルリィジャティさんの葬儀が行われた。
パルリィジャティさんの自宅はモスクのすぐ隣であったが、自宅玄関までの小道が狭く、遺体を乗せた棺が小道を通れず困り果てていたところ、モスク職員のアグス氏(45)が庭の使用を許可したという。当時はモスクでコーラン暗唱が予定されていたが、葬儀を配慮して時間が変更され、モスクへの通路は閉鎖された。午後1時頃から30分間ほど、牧師による祈りが捧げられ葬儀が行われた。
この葬儀後、遺族がモスクや近隣住民の厚意に対する感謝の気持ちをSNSに投稿し、話題となった。この地域に30年以上住むアグス氏は「ここの住民の種族やその宗教は様々で、互いに寛容であり多様性の中の統一(ビネカ・トゥンガラ・イカ)の国家スローガンが守られている」と話している。
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