ジョグジャカルタ特別州近郊の活火山メラピ山の火山活動が活発化していることから、当局は噴火警戒レベルを従来の4段階中下から2番目の「注意」(waspada)から下から3番目の「警戒」(siaga)に1段階引き上げた。これに伴い当局は、火口から半径3キロメートル以内での採掘作業の停止や、ハイキングなどの観光を控えるよう呼び掛けている。
専門家は溶岩流が流れるような噴火、または爆発的な噴火のどちらも可能性があるとし、2010年の大規模な噴火と同規模になるかどうかもまだ分からないが、噴火は確実に起こるだろうと話している。
メラピ山はインドネシアの活火山の中で最も活動が活発な火山の一つで、2010年の噴火では300人が犠牲となり40万人が避難生活を強いられた。