北スマトラ州に住むジョスア・フタガルンさん(33)に突然、人生の転機が訪れた。ジョスアさんは妻と3人の子どもと暮らし、棺桶を作る職人として働いていた。
今年8月4日、ジョスアさんがいつも通り庭で棺桶を造っていると、自宅客間の側に何かが落下した。それは、重さが2.2キロある隕石で、地面15センチほどの深さまでめり込んでいたという。
ジョスアさんがFacebookに隕石のことを投稿すると、バリ在住のアメリカ人隕石愛好家ジャレット・コリンズ氏の知るところとなり、数カ月の交渉の結果、ジャレット氏が2億ルピアで購入した。
隕石の重量は2.2キロだったものの、親戚らと記念に分け合ったため、ジャレット氏の手元に渡ったのは1800グラムだけだった。また18日付のBBCによると、他の海外メディアでは250億ルピアで販売されたとの情報があったが、ジョスアさんがこの金額を間違いだと話しているという。