20年1月からニッケル輸出を禁止へ、エネルギー鉱物資源省

インドネシアのエネルギー鉱物資源省はこのほど、同国が2020年1月1日からニッケルの輸出を禁止する計画だと発表した。ニッケルの埋蔵量に限りがある中、輸出を制限することで、国内の精錬施設の拡充を図る。
同省の試算では、インドネシアの精錬所の数は稼働中が11カ所、建設中が25カ所で、年間8100万トンのニッケル鉱石が必要だ。
ニッケルの輸出禁止措置は、国内で精錬所建設を促す政策の一環。これにより、ステンレス鋼スラブといった高付加価値ニッケルの生産・販売を促したいという。

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