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学長の不正を告発した学生が停学処分に

中部ジャワ州のスマラン国立大学(Unnes)の学生が汚職撲滅委員会(KPK)に学長の汚職疑惑について告発したところ、大学側から6カ月間の停学処分が言い渡される事態になった。

法科大学院の学生フランス・ナピトゥさんは11月13日、ジャカルタ特別州の汚職撲滅委員会本部に告発を行った。告発の内容は、コロナ感染拡大の前後で大学の予算に不審な点があるというもの。ナピトゥさんは詳細な文書と告発の内容を補完する証拠を汚職撲滅委員会に提出した。

これに対して大学側は同月16日に、ナピトゥさんの親にナピトゥさんを6カ月間の停学に処したと文書で通告した。文書には法科大学院長による署名がなされていて、同院長はナピトゥさんの行為は学生倫理に反し、大学の名誉を傷つけるものだと批判している。

一方、インドネシア法律扶助協会財団(YLBHI)は大学側の対応を民主主義を毀損するものだと非難している。