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インドネシアの泥炭・森林火災 近隣諸国に煙害

国家災害対策庁(BNPB)は、スマトラ島やカリマンタン島で数週間前から発生している大規模な泥炭・森林火災について、11日時点で5062ヵ所で現在も火災が続いていると発表した。
中部カリマンタンが1220ヵ所で最も多く、続いて西カリマンタンが923ヵ所。警戒レベルは緊急事態に達した。約9000人が動員され、ヘリコプター37機が空中消火にあたっているが、乾季のため消火活動が困難となっている。雨季を待ちながら火災を最小限に抑える努力を続けているが、この森林火災による土地の荒廃は避けられない。
ASEAN特別気象センター(ASMC)によると、近隣諸国のマレーシアやシンガポールにまで影響が出ており、住民の健康を脅かす深刻な煙害が問題となっているという。出火原因は、ブラジル北部アマゾンの森林地帯で起きた火災原因と同じ、焼き畑とみられている。

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