西ジャワ州のスカブミで10日夜、故人の死後100日を追悼するイスラム行事「ナトゥサン」に招待されたおよそ170人が翌日の昼頃に次々と食中毒を発症し、9歳の子どもと37歳の女性が死亡した。
スカブミ市保健局が集団食中毒と断定し、調査を進めたところ、カンピロバクターという細菌が原因であることが判明した。カンピロバクターは、らせん状に湾曲した形態を示す細菌属の総称で、家畜などの腸管や生殖器に感染し、インドネシアでは特に乾季の高温下において下痢や胃腸炎などの食中毒を引き起こしやすい。
追悼行事で出された食事はナシ・ウドゥックに卵、ルンダンソースが添えられた伝統的なインドネシア料理だったが、卵が臭かったと証言する者もいる。主な食中毒の症状は目まい、吐き気、嘔吐、下痢で、患者らは病院に搬送された。
スカブミ市警察は、集団食中毒に関与した容疑者については検査機関の正式な調査結果を待って捜索する。
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