インドネシアの大手タクシー会社ブルーバードはこのほど、2020年に予定されていた数百台のEV(電気自動車)タクシー車両追加導入を新型コロナウイルス感染症の影響で中止すると発表した。
同社は2019年4月に初めてEVタクシー30台を導入し、2020年には200台程度に増車する予定だった。また、2025年を目途に2000台の導入を検討していた。
同社のエコ・ユリアントロ独立取締役は「今年はパンデミックによって(EVタクシー増車の)計画実現が難しくなったが、今後マクロ経済が回復し会社の状況が通常に戻れば、計画を再検討したい」と述べた。
ブルーバードは2020年度第3四半期に1500憶ルピアを超える損失を計上しているが、同第4四半期には業績回復の兆しが表れてきているという。