1月13日に中国の製薬会社シノバック製の新型コロナウイルスワクチンを第1号として接種したジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領だが、その様子が動画で報道された結果、大統領のワクチン接種は失敗ではないかとの声がSNSなど各方面から上がり、話題を集めている。
失敗とする根拠には、シノバック製ワクチンは筋肉内注射であるため注射針の刺入角度が直角であるべきだが(大統領の接種時は)そうではなかったという主張が多い。
インドネシア医師会のメンバーでCOVID-19タスクフォース代表を務めるズバイリ・ジョエルバン氏は自身のSNSアカウントにこの件に関する投稿を行った。
三角測量の理論で考えると、注射針の刺入角度が72度であっても90度の場合の到達深度と95%等しく、副作用のリスクである抗体依存性免疫増強(ADE)についても問題ないと述べ、ジョコウィ大統領の接種は失敗ではないとの見解を示した。