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アホック氏 国営企業のトップに就任か

前ジャカルタ特別州知事で、イスラム教を冒とくした罪で服役後出所したバスキ・チャハヤ・プルナマ(通称アホック)氏がインドネシアの国営石油会社、プルタミナの総裁または監査役に就任する見込みであることが複数の情報筋によって明らかになり、国民の関心を集めている。
この件に関してコメントを求められたジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は14日、アホック氏が州知事時代に築いた功績を鑑みると、相応しい人選であるとの見解を示した。また、大手ニュースサイトの調査では84%の購読者がアホック氏の就任を支持している。一方で、プルタミナ社の労働組合はアホック氏の就任に反対している。
この件についてガジャ・マダ大学の経済学者ファミ・ラディ氏は「元政治家が数千兆ルピアの価値を持つ天然資源を扱えば、利益相反問題の発生が危惧される」と述べた。アホック氏のポストについては現在、国営企業省で審議が行われている。