インドネシア事業に関する無料相談はこちらから

電動キックボードで衝突事故死 犯人は逮捕されず

中央ジャカルタにあるブンカルノ競技場第3ゲート前で、シンガポールの配車大手「グラブ」の現地法人、グラブ・インドネシアの電動キックボード(eスクーター)を使用していた高校生らが10日、車にはねられ2人が死亡、4人が重軽傷を負った。
死亡した男子生徒のひとりアンマルさん(18)の父親によると、車を運転していた容疑者が母親に付き添われてアンマルさんの病院へ謝罪に訪れ、加害者側が医療費をすべて支払っていったという。事故を起こした容疑者は、アンマルさんの病院だけでなく、葬儀にも参列している。父親は、容疑者の身なりや礼儀は良く、また護衛官のような人物も付き添っていたことから官僚の息子ではないかと感じたと地元紙の取材に答えている。
また警察による事故後の捜査で、運転手の尿からアルコールが検出されたものの逃亡や証拠隠滅の恐れはないとして警察は逮捕に至っておらず、世間からは疑問の声が上がっている。