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EUによるパーム油禁輸に対抗 欧州製品ボイコットか

パーム油の主要生産国であるインドネシアは、昨年欧州連合(EU)が2030年までにパーム油の輸入を事実上禁止する政策を採択したことに対して反発を強めている。
アイランガ・ハルタルト経済調整大臣は11月28日、欧州の航空宇宙機器開発製造会社エアバス社への発注をボイコットする可能性を示唆した。同氏は、インドネシアはエアバス社にとって最大の買い手であり、200機の注文を保持していると強調した。
EU-ASEANビジネス評議会の代表団がインドネシアを訪問し、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領との会談を行った際に同行したアイランガ経済調整大臣が会談後に報道陣に明らかにした。
EUはパーム油使用による健康への悪影響および森林破壊を懸念しているが、マレーシアとインドネシアは世界のパーム油の約85%を生産しているため、禁輸になれば経済的打撃が大きい。