インドネシア赤十字社ユスフ・カラ総裁は8日、新型コロナウイルスの一日当たりの新規感染者数が継続して約1万2000人を越えた場合、4月末までに感染者数が200万人に達すると見解を示した。
ユスフ氏は「ワクチン接種などの感染拡大防止の努力なしでは感染者数が増加の一途をたどり、このままでは医療崩壊を免れない」と付け加えた。
前日7日午後12時時点で保健省が発表したデータによると、過去24時間で1万827件の新規感染者が確認され、初めて感染者が確認された2020年3月以来合計で115万7837人(うち94万9990人が回復)となった。
またユスフ氏の提言により国営企業省の支援の一形態として「プラズマ(血漿)ドナープログラム」が開始されており、パンデミックから少しでも多くの感染者を救うため血漿治療剤として血液を寄付してほしいと完治者に呼び掛けている。