ジョグジャカルタ特別州と中部ジャワ州にまたがるムラピ山が2日早朝に2度噴火し、火砕流が南西へ1900メートル流れ下ったことが確認された。ムラピ山は今年1月下旬に続き、2月下旬と継続的に噴火を起こしており、周辺の村の住民200人以上が避難したほか、中部ジャワ州ボヨラリ県の市街地などは火山灰に覆われた。
ムラピ山は2010年に大規模な噴火を起こし、350人以上の死者を出した。
災害技術研究開発センター(BPPTKG)は、警戒レベルを4段階のうち上から2番目の「シアガ(警戒)」に維持し、火口から半径5キロ以内を警戒区域と設定して立ち入りを禁止している。