インドネシア事業に関する無料相談はこちらから

リジック氏 初公判が開かれるもオンライン形式を拒否 裁判の一部が延期される

煽動や検疫衛生違反、衛生プロトコル違反など3つの罪で起訴されたイスラム強権派団体「イスラム擁護戦線(FPI)」の指導者ハビブ・リジック・シハブ被告の初公判が16日、東ジャカルタ地裁で開かれた。

新型コロナウィルス感染拡大防止を鑑みオンライン形式で開かれるもリジック氏は検察側に人権の侵害と抗議。また録音録画を行っていた職員に対しても、「私を陥れる気か」と激昂した。

リジック氏の弁護士もオンライン形式の場合は被告の承認がなければならないと主張し、検察が煽動に関する被疑事実を読み上げた後、残りの裁判は3日後に延期された。

リジック氏の要求は拒否され19日に行われた裁判でもオンライン形式が採用されたが、リジック氏は裁判官の質問に一切返答せず、礼拝を行う態度を貫いた。これに対し裁判官は、「被告が質問に答える気がないようなので、被疑事実に異議がないとみなす」として、次回の公判は証人尋問を行うと明言した。