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過去10年で最も激しい降雨 ジャカルタで大洪水

大晦日の夜から2020年元日の朝にかけて、ジャカルタ首都圏で過去10年で最も激しかったと見られる大雨が降り続き、首都圏の大半で大規模洪水が発生した。6日現在でこの洪水による死者は60人を超えたと報告されている。
気象・気候・地球物理学庁(BMKG)の観測によると、東ジャカルタのハリム・ペルダナクスマ国際空港では、大晦日から元日にかけての24時間の雨の量が377ミリに達した。また、東ジャカルタのタマン・ミニ・インドネシア・インダーで335ミリ、ブカシのジャティアシーでも259ミリに達し、2007年に記録した340ミリに匹敵するかそれを超える雨が一日で降った。
BMKGによると大雨の原因は季節風によるもので、北東からの季節風と海水温の高いインド洋からの多量の水蒸気を含む南風がジャワ島上部でぶつかった際に多量の雲が発生したという。この洪水で一時、避難者の数は17万人以上に上った。

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