英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルはこのほど、ジャカルタに電気自動車向けの充電ステーションをオープンしたと明らかにした。同社が電気自動車向け充電ステーションを設置するのはインドネシアではこれが初めてとなる。
インドネシアではこれまでに、国営石油ガス会社プルタミナが2018年に、石油ガス会社メドコ・エネルギー・インターナショナルが21年2月に、それぞれ電気自動車向け充電ステーションを開設しており、ロイヤル・ダッチ・シェルの動きはこの2社に続くものとなった。
ロイヤル・ダッチ・シェルは今回、同社が保有する北ジャカルタのガソリンスタンドに電気自動車向け充電ステーションを設置した。この充電ステーションでは、1時間未満で電気自動車1台分の充電が可能だという。
ロイヤル・ダッチ・シェルは声明で「今回の取り組みは、インドネシア政府が打ち出しているクリーンなエネルギーや再生可能エネルギーの供給というアジェンダを後押しするものだ」と強調している。
インドネシア政府は現在、企業に対し電気自動車部門への投資を促している。