中央統計庁は4月15日、2021年3月の貿易輸出額が前月比20.31%増、前年比30.47%増の183.5億米ドルであったと発表した。この金額は、186.4億米ドルであった2011年8月以来、最も高い輸出額である。
スハリヤント長官によると、3月にルピアの価格が下落したことで外国からの需要が高まったほか、原油や石炭などの輸出商品の価格が上昇したことによって、全ての部門で輸出額が大幅に増加した。石油天然ガス部門の輸出額は、前月比5.28%増の9.1億米ドル。また、農業や加工産業、鉱業においては2桁増となった。国別で見ると、最大の輸出国である中国の他、インド、アメリカ、日本、シンガポールへの輸出額が増加した。
同時期の貿易収支は15.7億米ドルの黒字となる。スハリヤント長官は「約7億米ドル貿易黒字であった前年や前々年と比較しても、非常に良い数字である。」と話している。