1月20日、オムニバス法の成立に反対する労働団体などを中心とした約3万人が、ジャカルタにあるインドネシア国会議事堂前で大規模集会を行った。
インドネシア政府は、内容が重複する72の法令を改正、統合または廃止し、簡素化する「オムニバス法」の構想を昨年から推し進めており、同法案の対象となっているのは、租税、雇用創出、中小企業活性化に関連する法案で、インドネシアへの投資拡大を目的としている。
労働団体による抗議の争点となっているのは、賃金引き上げ無しで正社員を契約社員に切り替え可能になるという点、また、契約社員には解雇時に退職金が支払われない点など。集会に参加した労働団体は、ストライキも検討していると述べた。
同日は、抗議活動による交通麻痺回避のため、警察と国軍による合同治安部隊約6000人が警備にあたった。
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