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マンディリ銀行、第1四半期は25.28%減益に

インドネシアの国営マンディリ銀行はこのほど、同行の2021年第1四半期(1~3月)の純利益が5兆9200億ルピア(約3億5700万米ドル)となり、前年同期から25.28%減少したと明らかにした。貸倒引当金と事業経費の増加が減益を招いたという。

第1四半期には前年同期を55.4%上回る5兆4000億ルピアの貸倒引当金を計上。また第1四半期の事業経費は前年同期比14.55%増の11兆4800億ルピアに膨らんだ。このため利益率も低迷している。

事業経費の増大は、バンク・シャリア・マンディリ(BSM)、BNIシャリア、BRIシャリアの合併にかかわる経費が増えたことによる。マンディリ銀行はBSIに51%出資する。

ただし、この合併を受け、マンディリ銀行の資産額は前年から20%増えて、1580億ルピアとなった。