電動二輪車の需要が、インドネシアにおける電気自動車浸透に向けた道を切り開くと期待されている。電動二輪車は2022年までに通常の二輪車と比べ、コスト競争力を持つようになるとみられているためだ。
マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査では、電動二輪車の価格は2022年までに通常のインターナル・コンバッション・エンジン(ICE)を備えた二輪車と同等になる上、2025年までに通常のICEの二輪車より安くなるとの見通しが示された。このためすでに二輪車が幅広く利用されているインドネシアでは、二輪車から電気自動車化が進むとみられている。
インドネシア政府は2020年末、同国では2025年までに少なくとも78万6586台の電気自動車が走行するようになるとの予測を出した。