インドネシアのマフッド政治・法務・治安担当調整大臣は4月29日、オンラインで行われた記者会見で、パプア州で治安当局等を繰り返し襲撃している武装犯罪集団(KKB)は法律に基づきテロリストに該当すると述べた。
インドネシアの法律(2018年第5号)で定められているテロリストの定義は、「テロ行為を計画、実行、組織する者」。
パプア州で勢力を拡大しているKKBおよびRedと呼ばれる武装犯罪集団は、暴行や殺人といった残忍で大規模なテロ行為を繰り返しており、4月には国家情報庁(BIN)パプア支局長が同州プンチャック県で武装犯罪集団に襲撃され死亡した。
また、教師2人が射殺され学校の校舎が放火される事件も発生した。ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領もこれらの武装犯罪集団を徹底的に排除する意向を示している。