メダンにあるクアラナム国際空港で、使用済みのラピッドテスト(迅速抗体検査)の検査キットが再利用されていたことが発覚した。2020年12月から恒常的に行われており、これまでの被害者は9000人にも及ぶとみられている。
北スマトラ州警察は、検査を行なっていたPT Kimia Farma Diagnositiの社員5人を容疑者として逮捕した。検査キットを使い回すことによって、容疑者たちは1日に約3000万ルピアを得ていたと思われる。容疑者たちはすでに会社を解雇されている。
警察によると、一度使用された検査キットは、水で洗ってから新しい容器に入れられ、使用済みであることがわからないようにされていた。今回、検査キットの洗浄に関わった者からの情報提供によってこの行為が明るみに出た。