花王株式会社は2018年より、公益財団法人日本ユニセフ協会とパートナーシップを組み、ユニセフのプログラムをサポートする「インドネシア月経衛生管理改善プロジェクト」を実施している。
今回、月経衛生に関する啓発冊子「SECRET OF THE TWO WORLDS (RAHASIA DUA DUNIA)」を制作。バンテン州タンゲラン県での学校長や保健指導教員への研修での使用を皮切りに、公立中学校40校に配布を開始すると発表した。
インドネシアでは、現在も月経に対しさまざまな迷信や偏見が存在し、国としての月経衛生教育も完全に制度化されていないため、成人女性の4人に1人が、初経を迎えるまでに月経について誰とも話をしたことがないという。加えて、トイレの設置数の不足など、衛生環境が整っていない学校も多くみられ、6人に1人が月経時に1日以上学校を休むなど、女子生徒の出席率低下の一因となっている。
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