インドネシアの国営鉱業持ち株会社MIND IDが電気自動車の電池に使われるリチウムの確保を積極化させている。インドネシアで電気自動車向け電池の大量生産を計画しているため。
MIND IDは今回、「われわれは現在までにペルー、カナダ、ラオス、オーストラリア、モロッコ、セネガル、マラウィをはじめとする様々な国のリチウム・サプライヤーと協議している段階だ」と説明した。また「リチウム確保に向けた施策は始まったばかりだが、新型コロナウイルスの流行が収束すればリチウムの生産地に人員を派遣する計画だ」と指摘している。現在はオンライン会議システムのZOOMを使い、各国のサプライヤーとやり取りしているという。
さらに、インドネシア外務省も在外公館ルートで、MIND IDによるリチウムの確保を後押ししている。
MIND IDは、エネルギー部門の国営持ち株会社「インドネシア・バッテリー・コーポレーション(IBC)」に25%出資する。