インドネシア労働組合連合(KSPI)とインドネシア金属労働組合連合(FSPMI)は、5月27日からミニマート「インドマレット」での不買運動を展開している。少なくともインドネシア労働組合連合だけで国内全土に220万人の労働者がいるため、不買運動が数日間続けばインドマレットの売上が減少するとみている。
発端は、インドマレットを運営するインドマルコ・プリスマタマ社が昨年、従業員に対しレバランボーナスのカットを行ったことにある。規定の満額を支給するよう要求した従業員のひとりが、インドマルコ・プリスマタマ社から要求の際に事務所の壁を破損したとして刑事訴訟を受けた。現在中央ジャカルタ地方裁判所で公判が行われているが、各労働組合連合はこの従業員の解放を求めている。
また、5月27日には北ジャカルタにあるインドマルコ・プリスマタマ社前で労働者たちによるデモが行われたが、地域住民からの反対を受け直ちに解散した。