海上自衛隊・海上幕僚監部の練習艦「かしま」と「せとゆき」の2隻(司令官・石巻義康海将補)が6月28日、遠洋練習航海の一環で東ジャワ州スラバヤ市のタンジュン・ペラック港に寄港した。遠洋練習航海は1957年から毎年実施しており、今年で65回目となる。
前期と後期に分けて実施され、ブルネイ・インドネシア・フィリピンなどに寄港する。前期は5月24日から7月21日、後期は8月25日から10月21日にかけて実施。
同日行われた歓迎式典で第5艦隊司令官ユス・スルヨノ少将は、「今後も防衛交流の強化を共に目指す海上自衛隊の寄港を歓迎する」と挨拶を述べた。また海上自衛隊からは今年4月バリ島沖で沈没したインドネシア海軍の潜水艦「ナンガラ402」への哀悼の意を表し花輪が贈られた。乗員530名は30日までのスラバヤ滞在中、インドネシア海軍などとの友好親善に寄与し、後方支援を行う。