国内で新しい変異株「デルタプラス株」が確認された。この新しい変異株は、デルタ株の一部のタンパク質がさらに変異を起こしたもので、海外ではすでに日本を含む11ヵ国で確認されている。イギリスやインドではデルタプラス株の危険レベルを「懸念される変異株」とし注意を払う一方で、世界保健機関(WHO)は、ごく一部でしか出現しておらず一般的な変異株ではないとみなしている。
これまでのところ、ワクチン接種の効果の有無や、確認された国での感染者の急増は報告されていない。
国内ではスマトラ島ジャンビ州ジャンビ、西スラウェシ州マムジュ県で計3例確認された。保健省によると3人はすでに回復しているという。政府の新型コロナウイルスタスクフォースは29日の会見で「デルタプラス株の国内での存在を認識した。いくつかのシナリオを準備する」と述べた。