インドネシア保健省は7月29日、新型コロナウィルス変異株のうち、インドネシア由来の「B14662」の感染例をこれまでに923件確認したと明らかにした。
同変異株は昨年11月にインドネシア国内で初めて確認され、世界保健機関(WHO)は今年4月、「さらなる監視のための警告」リストに指定している。新規変異株については、「懸念される変異株(VOC)」や「注意すべき変異株(VOI)」に分類されるが同変異株は、将来的にリスクをもたらす可能性があるものの表現型や疫学的な影響の証拠は現時点では不明であり、新たな証拠が出るまで評価を繰り返す必要があるとして監視を強化される。
同変異株以外に国内で感染が確認された症例として、「デルタ株」や「デルタ・プラス株」、「アルファ株」、「ベータ株」といった変異株が報告されている。