インドネシア政府はこのほど、韓国企業2社と電気自動車向けバッテリーセルの生産拠点設置に向けて合意した。投資額は11億米ドル(約15兆9000億ルピア)に上る見込み。生産拠点が完成すれば、1000人程度の新規雇用が見込まれている。
インドネシア・バッテリー・コーポレーション(IBC)と韓国の現代自動車、LGエナジー・ソリューションは先に、電気自動車向けバッテリーセル事業で協力することを盛り込んだ覚書を結んだ。MOUには3社が西ジャワ州カラワンで電気自動車向けバッテリーセルの生産事業を行う合弁会社を設置することが盛り込まれた。カラワン工場で生産されたバッテリーセルは現代自動車に供給される見通し。
工場の建設は2021年第4四半期(10~12月)に開始し、完工は2023年上半期(1~6月)となる計画だ。その後、2024年上半期に大規模商業生産がスタートする見込み。