結核は世界的な健康問題であるが、インドネシアの結核症例数は、インドに次いで世界で2番目に多いと報告されている。インドネシア政府はこのほど、2030年までに結核を撲滅するという目標実現に向け、結核対策に関する大統領令「21年第67号」を正式に発令した。
指針として、第一に、結核患者を発見するため積極的な追跡調査を行う必要があると伝えられた。第二に、結核治療薬は必ず在庫があること、完治するまで治療することとした。また予防においては各部門が横断して行うとした。結核患者に関する一般市民への教育やコミュニケーション、社会化についても改善する必要があるとした。
発令にあたりムハジル人材開発・文化担当調整相は、各省庁や機関、中央政府、地方政府、民間組織、大学、メディア、社会組織や人々など全ての当事者に対し、結核対策を促進するよう協力を呼びかけた。