サンディアガ・ウノ副大統領候補は15日、ジャカルタの外国人記者クラブで会見を開き、来年4月に行われるインドネシア大統領選で、同氏とペアを組むプラボウォ大統領候補(グリンドラ党)が当選を果たした場合、現職のジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が中国と進める高速鉄道建設計画を再検討すると示唆した。
サンディアガ候補は「我々は、この事業が適切であるかを精査し、透明性を確保したい。そのうえで、計画の継続や中止を決定する」と述べた。
高速鉄道は首都ジャカルタと西ジャワ州バンドン市を結ぶ計画で、ジョコウィ大統領の特別政策のひとつ。2019年の開業を目指していたが、土地収用が進まず、資金調達が難航し来年の実現は難しいとみられている。
世論調査による最新の支持率は、ジョコウィ大統領陣営が57.7パーセント、プラボウォ氏とサンディアガ氏の陣営は32.3パーセントとなっている。
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