インドネシアの自動車メーカーは、同国の自動車市場が近く底を打ち、回復基調に転じるとみている。
インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)のまとめによると、インドネシアの自動車販売台数は2019年に103万台となり、前年から10.8%減少した。同年の総選挙を受けた政治的不安定さが販売に響いたとみられている。
2020年1月はさらに、洪水や新型コロナウイルスによる肺炎の流行拡大を受け、販売が落ち込んだ。
一方、ガイキンドは2020年通年の自動車販売台数について105万台の目標を維持する意向だ。ガイキンドのヨハネス・ナンゴイイ会長は「新型肺炎の流行が自動車販売に影響する中、政治的なアジェンダや貿易紛争の不在が自動車販売を後押しする」と語る。