ルフット海事・投資担当調整相は4日、バリ州のングラライ空港での国際線受け入れを14日から再開すると発表した。当面の間は日本、韓国、中国、アラブ首長国連邦、ニュージーランドからの直行便のみ受け入れる。また搭乗客は、従来の規定と同様に、到着後にホテルで8日間の隔離を行う必要があり、費用は自費となる。
現在インドネシアは、新型コロナウイルスの変異株「ミュー株」の流入を防ぐため、空の玄関口をスカルノ・ハッタ国際空港およびサムラトゥランギ空港(北スラウェシ州マナド)のみに限定している。ングラライ空港が追加されれば計3カ所となる。
インドネシア・ホテル・レストラン協会(PHRI)のマウラナ幹事長は、政府の今回の決定を肯定的に評価しつつも、8日間の自費隔離は観光客の負担になるため隔離規定の緩和を望んでいるとコメントした。具体的には、隔離範囲をホテル部屋内から特定地域内とするよう政府に要請したという。