新型コロナウィルス感染者増加に伴い、ジャカルタ特別州内における医療廃棄物の回収量が今年6月と比べて200%増となった。同州環境局が明らかにした。
同州環境局3B廃棄物管理課のロサ・アンバルサリ氏によると、7月にインドネシアを襲った第2波の影響で、医療廃棄物のほとんどが病院から出た使用済みのマスクやPCR検査器具などだという。さらに、ワクチン接種プログラムによる集団ワクチン接種の促進により、注射針の廃棄量も増えたことから州内のごみ処理場5ヶ所はほぼ満杯になっている。
当局は、病院や地域診療所などの各施設に対し、医療廃棄物激増の対策を講じる方針。ロサ氏は「新規感染者数が減少傾向にあり医療廃棄物量の減少も見込めるが、今後は民間企業と提携し、適正な処理を行っていく」と述べている。