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おもちゃ市場が拡大中 知育玩具やフィギアが人気

インドネシアの子供向け玩具市場が拡大している。
工業省のデータでは、子供のおもちゃの輸出金額は2018年の3億2000万米ドルから、2020年には3億4300万米ドルに7%増加した。現在では子供のおもちゃを製造する中・大企業は国内に131以上あり、3万6000人以上の雇用の場となっている。

子供向けおもちゃと家具を製造する地元企業の「レター・イン・パイン」は、コロナ禍にもかかわらず、毎月の売り上げが前年比45%ほど増加している。

同社はスマランに拠点を置き、知育玩具、モンテッソーリ教具などを製作している。製品はすべて木製で、35人の地元職人によって作られている。木材は持続可能な経済林からのもので、塗料は欧州化学機関(ECHA)の基準に応じた認証を受けた、環境に優しく、子供や赤ちゃんにも安全なものを使用している。

ブランド創業者のアドヒ氏は「我々は、高品質で、国際市場でも競争できる子供向けおもちゃを生み出せるよう、革新を続けている。我々のミッションはインドネシアの中小零細企業が作る知育玩具のクオリティが、海外製品と同等のクオリティであることを証明することだ」と述べている。

また最近では、インドネシアで誕生したアニメ「Bima S」のキャラクターフィギアが発売され注目されている。「Bima S」はメディア大手MNCグループ傘下のMNCアニメーションが制作するスーパーヒーローアニメで、子供たちから人気が高い。

同アニメシリーズのおもちゃの発売により、国内の玩具市場の成長が更に押し上がると期待されている。また将来的には、国内だけでなく海外でも知名度をもつキャラクターになることを目指している。