伊藤忠商事株式会社は12日、ジャカルタ郊外で開発・運営するカラワン工業団地(KIIC)において、新たに約105ヘクタールの開発用地を追加取得し、造成工事に着手すると発表した。造成工事は2023年上半期に全体完工を予定している。
KIICは、インドネシアの大手財閥であるシナルマスグループとの合弁会社として1992年に事業を開始。総面積約1400ヘクタールに、日系企業を中心に約170社が入居している。
昨今は、これまで販売先の中心であった日系企業に加え、インドネシアにおけるプレゼンスを増している中国・韓国・台湾系企業への販売も強化。また、洪水等の災害に強く安定したインフラ提供ができる強みを生かし、オペレーションリスクに敏感な業種(データセンター等)への販売にも注力している。