パナソニックのインドネシア製造子会社パナソニック・マニファクチャリング・インドネシア(PMI)は11月16日、インバーターエアコンの国内製造を開始したと発表した。これまでインバーターエアコンはマレーシアで製造し、輸入販売していた。
同日行われた記念式典にオンラインで出席したアグス・グミワン工業相は「この生産移管は、輸入代替プログラムの35%達成と国内生産品活用向上といった産業構造を深める戦略的措置である。工業省は、特にエアコンの輸入額の高さに注視してきた」と説明した。2021年第3四半期のエアコン製品の輸入額は、前年同期の2億9000万米ドルから36.8%増加し、3億9800万米ドルとなっている。
PMIの大津朋信社長は「パナソニックはインドネシアでの使命を果たし、豊かな社会を支える商品を通じて、インドネシアへの投資を積極的に拡大し、同時にビジネスを拡大したい」と述べた。